2022年12月25日(日)、ウッディタウン市民センターにて開催されました。全31名の参加がありました。
まず、アドバイザーの畑山教授(京大防災研)から、「地域住民と連携した自主防災活動」と題して、ご講演をいただきました。この中で、9月の住民アンケート調査他を踏まえ今後の課題として、①想定外災害に対する避難行動の在り方、② 住民の防災意識の2極化(大小)への対応、②避難所の受入体制(多くの方が避難所への退避希望、受け入れられるか)、➂地域防災活動に必要な地域コミュニケーションの醸成、➃自主的防災意識(防災に対する心の備え)の醸成の4つが挙げられました。
続けて、参加者による意見交換会が、「予防の取り組み」、「一時避難の在り方」をテーマに、それぞれ3グループに分かれてワークショップ形式で行われました。主な意見について、以下に列挙します。
自助の観点:安否確認の方法、避難経路の確認、備蓄(ローリングストック)、家族会議での話合いなど。
共助の観点:近隣会議の活性化(テーマ→ご近所とのコミュニケーション、避難支援のために地域で動ける方・動けない方あの把握、どのように助け合って避難すべきか等)、情報収集方法の明確化(どこに行けば良いか、どこでどんな情報が入手できるのか等)、防災訓練の定期継続内容充実など。
公助の観点:避難場所開設した情報の周知、避難場所の収容規模、避難所の備蓄量、避難所の避難インフラ、ボランティアアの受入、要介護者の救助の在り方、自治会・警察・消防など関係機関との連携など。
最後に、畑山教授による総括がありました。その中で、この地域では防災訓練の役割がとりわけ大きい(防災リスクが小さいが故に)、又、災害時に対象被災者が多くなる地域事情を加味して大量の備蓄物の配布のやり方などの考え方の共有化が特に必要である、との指摘がありました。この他、避難所運営ゲーム(ロールプレイによる)、地域イベントに防災意識醸成を加味した内容を組み入れるなどが有効である旨、アドバイスがありました。
今後は、アドバイザーからの指摘や参加者からのご意見をもとに課題解決に向けて、取り組んでいく決意が述べられ閉会となった。 あかしあ台自主防災会検討会
あかしあ台自主防災講演会&意見交換会(第2回)の案内チラシ
あかしあ台自主防災講演会&第1回意見交換会
6 月 12 日(日)、ウッディ市民センター大集会室にて開催されました。主催:あかしあ台自主防災検討会(座長:達家自治会長)。 67 名(参加者 61 名、アドバイザー・オブザーバー 6 名)の 参加がありました。
基調講演として、 京大防災研究所 の 畑山満則 教授から、「地域に必要な自主防災力」について示唆に富んだお話があり、その後、参加者全員によるワークショップ形式での「自主防災の在り方に関する意見交換」が行われました。
今後、全住民対象のアンケートが行われ、秋頃を目途に第2回目の意見交換会が行われる予定とのことです。第1回講演会&意見交換会の内容詳細については、あかしあ台自治会のホームページをご覧ください。
なお、当活動は、ひょうご安全の日推進事業助成を受けて行われることになっています。又、あかしあ台小校区まち協は当活動の推進支援を行っています。